空中浮揚を可能にする呼吸法!?

聖者

2014-06-23 05:31:12

「ゆっくり吐くこと」(成瀬雅春著)という本を見かけましたので、きっと丹田呼吸法の本だろうと中も読まずに買ってみました。

読み始めてびっくりしました。吸って、止めて、吐くという一連の呼吸も紹介されていて、しかも呼吸法を極められて、1メートル!もの空中浮揚に成功したという話が載っていたのです。

(行法のところでは、どれも、吐いてから吸い、止める、という流れのようです。)

少しこの本の紹介をさせてください。

まず、呼吸法の歴史が載っていまして、ヨーガ呼吸法は、4~5千年前のインダス文明の頃から実践されていた可能性が高いそうです。

ヨーガ呼吸法は古代中国に大きな影響を与え、道教の「幾種類かの呼吸に関する効力のある秘密の呪文」という本には、溺れることなく水に入ったり、やけどすることなく火の上を歩くことができる、と書いてあるらしいですが、これはヨーガで得られる「シッディ」(奇跡的力)だそうです。

うちの祖父の兄弟が行者さん?だったらしく、帰ってきたときに熱々に熱した石炭?の上をやけどしないで平然と歩いて見せてくれたと母から聞いたことがあるのですが、全ての人間にはそういう力が備わっているのでしょう。

成瀬雅春さんという方は、ヨーガ経典からヴァーユ(風)のコントロールを身につけられたそうです。

このヴァーユのコントロールを身につければ、空中浮揚もできるし、意のままに死ぬことができたり、体温のコントロールや身体から火炎を発することもできるそうです。

ヴァーユのコントロールを身につけるには、プラーナについての理解を深める必要があるそうです。

プラーナとは、体の内部と外の世界、宇宙に満ちている生命エネルギーの総称です。

プラーナの説明の部分を抜粋します。

「プラーナを体に取り込むことによって、生きて、生活できて、死ぬこともできる。死ぬっていうのも、プラーナが必要なんです。死んだらいらないかもしれないけど、死ぬっていうのにはプラーナが必要です。で、生まれて、生きて死ぬ時まで、肉体を持っている人間にとって、プラーナを使うということは、一時たりとも休むわけにはいかないのです。

『神について説明するのが困難であるように、プラーナがなんであるかを説明するのは難しい。プラーナは宇宙のあらゆるところに充満しているエネルギーである。それは、物理的、頭脳的、精神的であり、知的エネルギーであり、宇宙エネルギーである。すべての振動エネルギーはプラーナである。熱、光、重力、磁気、電気もプラーナである。プラーナは、すべてのものに含まれ、潜在しているエネルギーであり、危険な時には最高に放出される。

プラーナは、すべての動きの前に、まず動く』」

そして、プラーナを体感するようにと書かれています。

すべてはプラーナからできているので、何からでもプラーナを取り込むことができるそうで、でも、人から取り込むときと、車のような自動車から取り込む時では、感じが違う、ねばりっけ、感触が違うそうです。

成瀬氏が、もっとも基本的であり、最初に覚える必要のあるのが、完全呼吸法であると言われています。

完全呼吸法の前の根本的な原則は、「呼吸に意識を向けること」と「ゆっくりと息を吐く」ということです。

呼吸は、生まれて以来休むことなく続けられているので、普段は意識していません。その呼吸に意識を向けることが第一の原則だそうです。

意識を向けた瞬間から、呼吸はゆっくりとなります。そして、第二の「ゆっくりと息を吐く」ということを心掛ければ、ヨーガ呼吸法の重要な基礎訓練をしていることになります。

成瀬氏は、一般的な深呼吸では、、息を吸ってから吐いているが、それでは本当に深い呼吸にならない。まず、肺の中に入っている中途半端な空気を吐き出さなければならない。汚れた空気をいったん吐き出してから、ゆっくりと新鮮な空気を肺の中に取り入れることで深い呼吸になる。その息を吸うときに、胸を広げるようにして、少し顔を上に向ければもっと良いと書かれています。

どうも、ヨーガでは、息を止めておくというのが重要な要素の一つであるらしく、成瀬氏は、1対4対2の比率で、吸う、止める、吐くを行うことを勧められています。試しにやってみてください。自分の能力が分かるそうです

吸う3秒 止める12秒 吐く6秒

吸う4秒 止める16秒 吐く8秒

吸う5秒 止める20秒 吐く10秒

吸う6秒 止める24秒 吐く12秒

吸う7秒 止める28秒 吐く12秒 

吸う8秒 止める32秒 吐く16秒

吸う9秒 止める36秒 吐く18秒

吸う10秒 止める40秒 吐く20秒

吸う11秒 止める44秒 吐く22秒

吸う12秒 止める48秒 吐く24秒

吸う13秒 止める52秒 吐く26秒

吸う14秒 止める56秒 吐く28秒

吸う15秒 止める1分 吐く30秒

このうちのどれか一つのパターンを、続けて5回できるのが、現在の自分の能力と考えて間違いないそうです。どうでしたか?

かなり苦しいですね。ふつうは8秒くらいからが難しくなり、10秒を超えると、できる人がかなり少なくなるそうで、吸う12秒 止める48秒 吐く24秒を当面の目標にして練習すれば良いと書かれています。

やってみられると、息を止めるより、時間をかけて吐くということの方が難しいです。

呼吸法の姿勢については、

「呼吸法をするときには、胡坐でも椅子に座ってしてもよく、背中はまっすぐに伸ばすのですが、力みは緊張はない方が良い。そのためにいったん背筋をのばしてから、その背筋をのばした状態のまま、肩や背中に入っていると感じられる力を抜く。

この時に、観察能力があるほど力を抜くことができる。時間の経過とともに背中が曲がってくるが、気が付いた段階で最初と同じように背筋を伸ばすようにする」

と書かれています。

成瀬師の教えられている呼吸法にはたくさんの種類があって、しかも細かく、おなかや胸などの各部位を、自在に操られているのが読んでいて分かります。呼吸法の実践について書ききれませんので、呼吸法の効果だけを書いておきたいと思います。

下部呼吸法・・腹式呼吸とほぼ同じで、丹田呼吸法と似ている感じです。

血液の循環が良くなり、精神的に安定し、病気の主要な原因を取り除く効果がある。

中部呼吸法・・胃や腸、心臓に問題のある人に効果的で、性格的に問題のある人は、この中部呼吸法を覚えることで解決できる。

上部呼吸法・・決断力と精神力が増し、人生を変える働きがある。

半内的完全呼吸法・・物事に対する判断能力が上がり、対人関係が円滑になり、自制心もつく。

スカ・プールヴァカ・プラーナヤーマ(安楽呼吸法)・・左右の鼻から交互に呼吸することで左右のバランスを整え、身体全体のバランスを整え、心と体のバランスを整える。

エネルギーの流れが促進され、活力に満ちた状態になる。

ウッジャーイー・プラーナヤーマ(征服呼吸法)・・自然と菜食傾向になっていき、血液が浄化され、脳が活性化される

カパーラ・バーティ・クリヤー(頭蓋光明浄化法)・・瞬時に物事に対応することができるようになるので、スポーツマン、武道家が覚えれば強くなれる。生命力を高める作用がある。

ナーディ・ショーダナ・プラーナヤーマ(気道浄化呼吸法)・・エネルギーの通路の浄化法。食べたものをエネルギーとして全身にいきわたらせる能力が高まる。

シータリー・プラーナヤーマ(冷却呼吸法)・・暑さを克服する呼吸法。

呼吸法と一言で言っても、奥が深いのですね。

下部呼吸法だけ、やり方を引用させていただきます。

(行法)

①ゆっくりと息を吐いていくと、自然に腹部が引っ込み始める

②そのままさらに、腹を引っ込ませながら吐いていく。

③吐き終わったら、瞬間的に腹部の力を緩める

④次にゆっくりと息を吸っていき、腹が少し膨らむくらいまで吸い込む

⑤繰り返す

(要点)

①腹部のみを使い、胸や肩が動かないようにする。

②3では、瞬間的に腹部の力を緩めることにより、自然に鼻から空気がスッと入り込むようにする、

③腹部の動きは、むらなく平均的になるようにする。

④5~10呼吸を一セットとして行う

(効果)血液の循環が良くなり、精神的に安定し、病気の原因を取り除く。

空中浮揚をするときは、まず、準備段階として、アーサナ(ヨガのポーズ)で体をほぐしながら、エネルギーの通りの悪い部分やつまりを除き、左右のバランスを整えるためにウッジャーイー・プラーナヤーマを使うと書かれています。

空中浮遊が成功するか否かには、左右のバランスが大いに関係するので、準備段階で丁寧に整えておかなければならないのだそうです。少し引用します

「空中浮遊に使うエネルギーを体内に取り込む準備ができたところで、今度は実際にエネルギーを体内に取り込みます。まず、内的完全呼吸法で体内のプラーナ密度を濃くしていき、一呼吸ごとに意識圧をかけるようにします。

そして、ある一定の密度になったら、積極的に圧力をかけて凝縮していき、ある程度ため込んだら、「クリヤープラーナヤーマ」で不純物を取り除く。エネルギーが正確に溜まってくると、極性が反転しだすので、極性が100%反転するタイミングをとらえるだけになる。

空中浮遊の手前の段階で、自分の肉体が半分透明になる。自分自身に透明感が出てくると、呼吸によるエネルギーの吸収量が100倍にも増加する。浮き上がると、呼吸によるエネルギーの吸収量は、さらに千倍にも増大される。実際には、空中浮遊寸前のあたりから、浮き上がるところにかけて、呼吸はほとんどしなくなる。呼吸しなくても、エネルギーは十分に吸収される」

なんでも、極めている人はすごいものですね。

呼吸法は、とても繊細なもので、基本的な呼吸法以外のものをするときには、優れた師を持った方が良いと思います。

サイババも言われています。(真実のサイババ青山圭秀著より)

ヨーガ(体操による体の浄化法)、プラーナヤーマ(特殊な呼吸による心身浄化法)、タパス(苦行)などの霊性修行には、いたるところに落とし穴があり、危険に満ちている。だが、ジャパ(神の御名を繰り返し唱えること)や瞑想、スマラナ(憶念)には、そのような落とし穴や危険がない。

前者のような修養法では、カーストや宗派によってやり方が異なる。ナーマ・サーダナ(神の御名を用いる修養法)では、そのようなことは全くない。ヒンドゥー、イスラム、キリスト等の宗教は、多くの点においては異なるが、神の御名の栄光を讃える点では同じである。

表現する言葉は違っても、すべては同じ神の御名を讃えているのだ。それを唱え、繰り返し想起しなさい。誰にとっても、ジャパ、瞑想、スマラナほど実り多く、普遍的で神聖な霊性修行は他にないのだ」(サティア・サイババ)

(サイババは瞑想については光明瞑想と、神の御姿に集中する瞑想を教えられています)

ありがとうございました♡

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